先週は選択科目全体について見てみました。
今週は、その中でも日本人に人気の高い
HSK補講を考えてみましょう。
大学選びの条件6:【HSK補講】
HSKはみなさんご存知だと思います。
中国語の検定試験。
TOEICの中国語バージョンみたいなものです。
このHSK受験の対策として開かれるのが、
HSK補講です。
韓国人はとにかくHSK命です。
上海や北京には、
韓国人留学生向けのHSK塾があるほど。
日本人は韓国人ほどではないですが、
やはりHSKが好き。
それで、
HSK補講が行われている大学に留学したい。
そう希望される方が少なくありません。
いくつか注意点があります。
まず、
中規模以下の大学で
HSK補講を行っているところは皆無です。
先学期は韓国人留学生が多くて、
HSK補講の要望が強かったので開講した。
今学期はそれほどでもないので開講しない。
よくあるパターンです。
そしてもう1つ。
これ重要です。
☆よほどの大規模校でない限り、HSK補講は1クラスだけ
これ、見落としがちなんですが、
下手するとエライ目にあいます。
1クラスの中に
レベルの違う学生が詰め込まれる。
3級レベルの人もいれば、
8級を目指す人もいる。
そんなレベル凸凹の
十数人の集合学習。
効果あると思いますか?
自分が6級レベルだったとしましょう。
3級の人が質問してる間は退屈なだけ。
8級の人向けの問題の説明はチンプンカンプン。
時間効率が非常に悪いんですよ。
そもそもHSKというのは、
センター試験のようなものです。
聴力は別ですが、
それ以外の3科目(語法、閲読、総合)は、
数をこなせば8級までは取れるんです。
であるならば、
問題集を買い込んできて
ただひたすら解きまくる。
で、
分からないところを
学校の先生に聞きまくる。
これで8級までは何とかなる。
ってのが私の持論です。
HSK補講を
大学選びの条件にするのはOK。
ですが、
せめて
●HSK初級コース
●HSK中級よりちょっと下コース
●HSK中級コース
みたいに3クラスは開講される。
そういった大規模校を選ばないと、
時間を無駄にすることになるので要注意です。
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【今週のまとめ】
1) HSK対策をするのがHSK補講
2) 1クラスだけのHSK補講は時間の無駄
3) だったら、独学の方が時間効率は良い
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